貨幣の歴史

中国の通貨の歴史から。

■ 地域差があった貨幣価値
中国はとても広大な面積を保有する国土です。
そのため貨幣の流通は、中国全体で統一した価値を持っておらず、地域で独自に根ざしていたようです。

また中国は銅山など金属が発掘される場所であるため、金属が発掘されると貨幣の価値が落ちます。
そのようなことがたびたび繰り返されてきたので、中国の貨幣価値は一定しないままでした。

■ 貨幣の種類
中国の代表的な貨幣についてです。

・ 初期貨幣
布貨、刀貨、蟻鼻銭、環銭

今は貨幣というと、丸い小銭を想像しますが、昔は日常品をかたどった貨幣があったようです。
刀貨などはまさしく刀の形です。
当時は青銅で貨幣が鋳造されていました。

・ 秦時代
半両銭、五しゅ銭
半両銭が少し重かったため、前漢に入って五しゅ銭を鋳造しました。

・ 隋
開元通宝
これまで貨幣には【貨幣名】と【貨幣の重さ】を鋳れていました。
しかし開元通宝からは【貨幣名】のみを刻印するようになります。

・ 唐
交子、会子
それまで紙幣による【手形】(飛銭)が発行されていましたが、それ自体が貨幣として価値を持つようになっていきました。
つまり「紙幣の誕生」です。